神様のカルテ1を読んで感じたこと
こんにちは、けんちです。
今週のお題「最近おもしろかった本」ということでお話したいと思います。
以前に投稿しましたが私は趣味というかストレス発散というか色々理由があって仕事の日で出社前に車で読書をしています。
そして「神様のカルテ」がおすすめで自分も読んでいると紹介させてもらいました。
そのなかで最初の「神様のカルテ1」を先日読み終わりました!
久々に読みましたが改めていい作品だなと感じました。
概要をざっくり説明すると、主人公は24時間365日やっている地方の病院の内科医師で、ボロボロに働いている中でも様々な経験を通して人生を模索している物語です。
そして様々な経験というのが複数冊に渡って描かれていて、そのなかで主人公が感じたこと・自分の中で導いた結論というのがその一冊のテーマみたいなものになっているのではないかと私は感じていて、「神様のカルテ1」では<仲間との別れ>と<自分が医師として進むべき道>というのが大きなテーマだと感じました。
そのなかでも私が読み終わってすごく響いてきたものは「人生の選択に間違いはない」ということです。
主人公は優秀な医者でありながら変わり者ということもあってか医大を卒業してほとんどが医局に行くなかで自分はずっと地方病院で働いていたのですが、ある時に医局に来ないかという誘いがあり自分はそういう場所は好きじゃないし人と群れるのが好きでないけど医局の最先端医療は少し興味があってどうしたらいいかわからなくなっていました。
そのときに余命間もないお年寄りの患者さんに「私のような邪魔者をここ(病院)に置いてくれてありがとう」と涙ながらに言われました。
その患者さんは医局で治らない病気だからと受け入れられず夫もなくなって孤独だったため行くところがないところを主人公がいる病院に戻ってくることができました。
そして主人公や看護師さんの協力で好きだった食べ物を無理を承知の上で食べさせてくれたり病気の進行で寝たきりになってしまって見れなくなった病院の屋上からの景色を見させてくれたりと最後の最後に幸せな時間を過ごすことができたと感謝して亡くなられました。
この出来事で自分はこの病院で残り僅かな時間を過ごす患者さんのためにできる限りのことをやっていこうという病院に残る決断をしました。
その決断に同僚たちは賛否せずに応援してくれると同時に「人生の選択に正解はない」と言ってくれたこと、そして主人公も「自分の選択が正しいかなんてわからないけどこれからもできることを精一杯やる」と前に進んでいきました。
ベタではありますがとても心に響くと同時に自分も同じ境遇ですごく励まされました。
今まで、特に20代の中で色んな経験をしました。
1回目の適応障害で警察官を辞めたこと、25の時には結婚したこと、その後家を建てて今のままではダメだと思って仕事を変えたが適応障害で再び辞めたこと、そして今は妻の妊娠とその後親になっていく自分。
それぞれの選択・経験が正解だったか、意味のあったものだったかどうかなんてわかりませんし、違う選択をしていたらもっと幸せな未来があったかもしれません。
でもそんなことを言ったらきりがないしそんなことにこそ意味はありません。
今の自分を精一杯やることしか自分にはできないしそれがこれから生まれてくる娘に見せる親の姿だと思います。
熱く語ってしまいましたがそういったことを感じることができるとてもいい本でした。
みなさんもぜひ読んでみてください。
現在は神様のカルテ2を読んでいる最中です!
今回も感動する予感しかしません!
またお話ししたいと思います
最後まで読んでいただきありがとうございました!
よければはてなスターと読者ボタンをよろしくお願いします!
ではまた(^O^)